「現代画報」インタビュー記事

2004年3月に設立された『アルファスタッフ』。
アミューズメント施設や飲食、販売、工場などの業務を請け負う人材派遣会社だ。同社の神田社長は、派遣スタッフに対する世間的なイメージを払拭したいと考えている。
「『チャレンジすること』が私の信条です」と語る神田社長に、俳優の岡本富士太さんがお話を伺った。
岡本 まずは、『アルファスタッフ』さんの業務内容から。
神田 工場や軽作業、飲食店や販売店への人材派遣を手掛ける「アウトソーシング事業部」、中部国際空港内での手荷物の仕分け作業などを手掛ける「空港事業部」、そして、遊技場でのホールスタッフ業務やワゴンサービスを手掛ける「アミューズメント事業部」の三本柱で事業を展開しています。
岡本 幅広い人材サービス業を手掛けておられますね。独立されるまでの神田社長の歩みをお聞かせください。
神田 愛知県で生まれ育ち、学業修了後は経理・会計関係の仕事に就きました。その後、父が経営する工場関係の業務請負会社に転職したんです。当時はまだ「人材派遣」や「アウトソーシング」という言葉は今のように一般的ではありませんでしたね。父の会社には7年勤務して経験を積みました。もともと「将来は起業したい」と考えていたこともあり、2004年3月に当社を設立して独立したんです。父の会社では仕事はもちろんのこと、人間関係の大切さなど、様々なことを学びました。
岡本 なるほど。いざ独立されてみて、いかがですか。
神田 需要は大きかったようで、思った以上に当社は成長することができています。最初は事務所がない状態でスタートし、その後10坪ほどの事務所を借りました。そして2005年には現在の場所に移転することができたんです。
岡本 こちらは名古屋駅のすぐ近くですし、非常に良い場所ですね。
神田 ええ。現在は三重県四日市市にも営業所を設置しています。現在は派遣業種を拡大すべく努めているところです。
岡本 お仕事の上で、神田社長が普段から大事にしておられることを教えてください。
神田 派遣スタッフというのは、一般的に「使い捨て」というイメージがあるでしょう? 私はそのイメージを払拭したいと思っているんです。登録してくれているスタッフは「物」ではありません。登録スタッフに教育や指導をする際は、私は必ず顔を合わせて行うようにしています。何事も「人ありき」だと思うんですよ。人こそ「財産」です。当社の社員も非常によく頑張ってくれています。また、クライアントにも恵まれている。紹介によってクライアントの数が増えている状態です。
岡本 良い人材、良いサービスを供給されているからこそ、クライアントから認められているのでしょう。それに「人」を大切にする神田社長のもとでなら、登録スタッフはやり甲斐を持って働けると思います。
神田 登録スタッフがやる気を持てる環境をつくることが、私の役目だと考えています。登録スタッフがクライアント企業に貢献すれば、クライアントのためにも、当社のためにもなります。登録スタッフ、クライアント、当社の三者が喜んでこそこの事業は成り立つんです。当社だけに、またクライアントだけに利益があっても信頼関係が築けないのではないでしょうか。
岡本 双方に利益のある業務が、寄せられる信頼を厚くしているのでしょう。人材育成において力を入れておられることは何ですか。
神田 若いスタッフが多いこともあり、挨拶や礼節などの基本マナーからきちんと教えています。現場で即戦力となる人材の提供に徹しています。
岡本 最後に、今後の展望をお聞かせください。
神田 来年、東京に営業所を出す予定です。エリアを広げれば、その分業務も増える──どんな状況でも、前向きに頑張りたいですね。たとえ失敗したとしても、それが次何かをする時に、もっと大きいプラスになればいいと私は思います。「チャレンジすること」が私の信条なんです。夢は会社の上場ですね。
岡本 頑張ってください!
▼人材派遣や業務請負、有料人材紹介を手掛ける『アルファスタッフ』。同社の抱える豊富な人材は、職種に応じた独自の人材育成プログラムにより育成される。未経験者に対しても、専属のスタッフが丁寧に指導しているため、即戦力となるスタッフが派遣できるのだ。
▼適材適所への人材配置を実現している同社。派遣先企業からの評判だけが高いのではない。スタッフの「働きやすい」との声が大きいのも特徴だ。同社ではまず、登録希望者に対し、経験や希望職種にそったカウンセリングを実施。この時決定した職種条件等は、随時変更可能。派遣先企業への就職後のバックアップも充実している。そのためスタッフは、安心して長く働くことができるのだ。
▼「人は財産だと思います」とは、同社代表取締役の神田孝謙氏。「人を『人財』として大切にすることによって自らも成長し、失敗を恐れず挑戦者であり続ける──。その思いを胸に、人材サービス分野で大きな社会的使命を果たし、常に社会から必要とされる企業であり続けたいと思っています」──。人の「力」を最大限に活かす事業で、雇用ニーズに応え続けている。
「神田社長はクライアントに対し、『派遣スタッフを軽く扱わないでください。
一人の人間としてきちんと接してください』とお願いしているそうです。
登録スタッフのことをここまで大事に考えている人材派遣会社というのも珍しいのではないでしょうか。
創業からまだ約2年にもかかわらず、『アルファスタッフ』さんが急成長されているのも当然のことだと思いました。
社長には登録スタッフ、クライアント、社員のため、これからも頑張っていただきたいです